ローズマリー(2012.10.27)

10.27撮影
シソ科の常緑低木。大きく木立ち性と匍匐性の2種に分けられます。
和名を、マンネンロウ(時に、万年郎と)また、中国の呼び名である迷迭香(メイテツコウ)とも。。
学名を、Rosmarinus officinalis(ロスマリヌス オフィキナリス)と、このofficinalisとは、薬用という意味。
ローズマリーは、ラテン語のRos(露、しずく)と marinus(海の)の合成語だそう。
海の露・・・には、諸説あるようですので、それは別の機会に。

ローズマリーの香りには、脳の血流量が増すと言われており、
また、脱アルツハイマーの精油として知られていることから、
3.4年前に、老人介護施設への導入が増えてきているという話を聞きました。
日常のケアに精油を用いたり、ローズマリーを育てたりと、多彩な方法でアプローチされているようです。

花期は、一般的に初夏と冬と言われていますが、我が家では、周年開花のようです。
小さな花をよく見ると、シソ科らしく唇形の花姿をしていますね。

4.5撮影
 
4.19撮影
 
こちらは、木立ち性です。品種は、トスカナブルー。
葉が広くて、瑞々しい葉が魅力的です。
枝が込み入らないよう、大胆に剪定していますが、
しっかり復活してきます。
枝を瓶に刺しておくと、容易に根を出してきます。
白バナのローズマリー
お気に入りだった、匍匐性のローズマリーを枯らしてしまい
新たに購入しました。木立性のものと、花の付き方が違います。
一年を通して、開花を見ることができます。

精油・ローズマリーのお話

私たちNARDでは、ローズマリー精油をCT(ケモタイプ)で分類しております。
今回ご紹介するのは、ローズマリー・カンファ(Rosmarinus officinalis CT (Camphra)です
他にローズマリー・シネオール、ローズマリー・ベルベノンは又の機会に・・・

主要含有成分表       提供;KENSO
モノテルペン炭化水素類・α-ピネン 10-30%
・カンフェン 5-15%
・パラシメン、β-ピネン
・β−ミルセン、リモネン
酸化物類・1.8シネオール 15-30%
ケトン類・カンファー 10-25%
・オクタノン-3、ベルベノン
セスキテルペン炭化水素類(+)・β-カリオフィレン
モノテルペンアルコール類・α−テルピネオール
・ボルネオール
・リナロール
・ケトン類に神経毒性や堕胎作用があるため、乳幼児、妊婦、
  神経系の弱い老人やてんかんの患者さんには使用しない
・筋肉弛緩作用を目的に、皮膚塗布で使用することの多い精油
・経皮・経口作用で、少量使用の場合、神経刺激作用や、強壮作用
 多量使用は、リラックス作用、筋肉弛緩作用があるなど、
 効果が異なって見えるが、分量は個人差があってはっきりしていない
・その香りの強さは、神経を覚醒させ、秘めた力を呼び覚ましてくれるようです。

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